JGC Global Engineering

製油所建設プロジェクト(ベトナム)現場訓練生

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Q1 海外赴任にあたっての想いを教えてください

入社前から新入社員の研修として3〜6か月の国内外の現場に駐在する研修制度があると聞いていました。日本や現地の国の発展のためになる仕事を行いたいという思いで入社を決めたため、赴任先を告げられたときは「いよいよ海外で働くのか」と興奮したことを覚えています。しかし同時に海外での長期滞在経験は今まで経験したことが無かったため、現地での生活や仕事に溶け込めるのか一抹の不安を抱えながら赴任しました。

Q2  研修先での仕事内容を教えてください

研修先はベトナムの石油精製・石油化学コンプレックスプラント建設プロジェクトです。これは日量20万バレルのクウェート産重油を精製し、ベトナム国内向けに石油製品を、アジア市場向けに石油化学製品を生産する製油所で、私はエリア建設マネージャーのアシスタントという役割でプロジェクトに携わっています。
エリア建設マネージャーの仕事は簡単にいうと、担当エリアで行われるプラント建設工事を安全と品質に最大限注意しながらスケジュールどおりに計画、遂行させていく仕事です。私はそのアシスタントとして、たとえば、コンクリートの基礎工事の進捗モニタリングや複数のサブコントラクターとの調整業務を行っています。
進捗モニタリングでは、まずコンクリート基礎工事の計画を作り、実際に基礎工事が始まると、図面が継続的に発行されているか、サブコントラクター(専門工事業者)の人手や建機は十分にあるか、生産性はどの程度かを評価します。計画から遅れそうであれば、何が原因であるか、それに対する対応策を考えスーパーバイザーやサブコントラクターと打ち合わせを行い、実行に移していきます。
また、調整業務として、複数のサブコントラクターが工事を行う担当エリアにおいて、スケジュール上の干渉や物理的な干渉が生まれ、お互いの仕事を同時に遂行できなくなる状態が発生します。このような状況を回避するために、定期的に複数のサブコントラクターを集めて会議を開き、プロジェクト遂行の観点から何が優先されるべき仕事であるのかを彼らに伝え、皆が一つの方向を向いて仕事を行えるように調整しています。

Q3 研修を通して勉強になったことは

全ての仕事は「計画」「実行」「評価」「改善」を繰り返すことによって、より良い成果を生むことができることを学びました。これは現場での工事遂行という業務がPDCAサイクル手法を適用するのに適した業務であるからだと思います。現場訓練での業務から、「論理的な計画」、「担当者を巻き込む力」、「数字を用いた継続的な進捗評価」、「改善策の模索」がプロジェクトを進めていく上で非常に重要であることを学びました。
また、多種多様な価値観を持った多数の人の中で仕事をしなくてはならないという環境から、自分の芯を持って意見を他人に強く伝えることと、同時に仕事相手はどのようなことを考えているのかについて思いをめぐらせて、常に最善の解決策を見つけるというバランス感覚を持つことの重要性も学ぶことができました。

Q4 現地での仕事で達成感や自身の成長を感じたことは

前述のとおり、コンクリート基礎工事が始まる前に工事のスケジュールを計画しました。実際に工事が始まってからは進捗状況を常に確認し、スケジュール通りに工事が進んでいるのか、もし進んでいないのであれば何が原因で、どのように対策を施す必要があるのかについて考え、対策を実行し、また進捗状況を確認します。この作業を常に繰り返し、一つひとつのタスクをできる限りスケジュール通りに終わらせていく。この作業を通じて、現場工事に関連する様々な人の力が合わさり、自分でイメージしたスケジュール通りに工事が終わったときに達成感を感じることができました。また、上記のPDCAサイクルを自分なりに立て、実行できていることに現場での自身の成長を感じることもありますが、プラント建設、ひいてはプラントそのものに対する知識がまだまだ足りないため、これからも日々精進です。

Q5 仕事を通してチームワークを感じていることは

全ての仕事においてチームワークを感じています。特に、設計や調達の拠点である横浜オフィスとは電話会議を定期的に行うほか、頻繁に設計の担当者と連絡を取り合い、現場の工事状況や進捗状況を共有しています。施工方法に関する注意点や現場の施工方針に関するフィードバックを得ることで、現場工事の進捗に生かしています。またサブコントラクターなど各関係者を交えて、現場での施工方法や順序などに関しての会議を1週間に3回行い各々の業務を把握しながら進めるなど、チームワーク無しには何も工事が進まないことを毎日実感しています。

Q6 研修で学んだことを今後どのように生かしていきたいですか

今回の駐在ではプロジェクトの土木工事の一部を経験することができました。プロジェクトの建設初期段階についての理解が少し深まったと感じていますが、また同時に、プラントを一から作ることの「奥の深さ」を感じました。今後はこの経験を生かして、現場、横浜オフィスという場所を問わず、与えられた仕事を着実にこなす、プロジェクトの遂行に必要な仕事を自分で積極的に見つけていく、関連部署が考えていることを常に考えながらもプロジェクト全体にとっての最適解は何かを模索することができるエンジニアになりたいと思っています。特にプラントの命であるプロセス設計や配管マネジメントの仕事を経験し、プラント建設に関してさまざまな視点から常に的確な課題を見つけ、アクションをとれる能力を身につけていきたいと考えています。そしてゆくゆくは、広い視野を備え、多くの人を巻き込むことのできるプロジェクトマネージャーとして世界のプラント建設に挑戦したいと考えています。

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現地での暮らしについて

日本との違いも含め、現地での暮らしをどのように楽しんでいますか

基本はキャンプで過ごし(読書、ネットサーフィン、音楽、映画鑑賞等)、週1, 2回はサブコントラクターとフットサルやテニスをすることでリラックスしています。また、月1回ほどシャトルバスで2, 3時間離れた近くの町に同期と共に行き、ショッピングやマッサージなどでリフレッシュをしています。

グローバルでの活躍を希望する新卒学生にメッセージを

入社して海外勤務する醍醐味

海外勤務する醍醐味は二つあると思います。 一つ目は多種多様なバックグラウンド、価値観を持った人とともに同じ方向を向きながら、一つの目標に向かって仕事を行っていく点。そのための過程において仕事上、コミュニケーション上、苦労することも多いですが、一つひとつのタスクが完了するたびに達成感を感じることができます。
二つ目は、特に発展途上の国で勤務する場合、常に国の成長を間近に感じることができる点。プロジェクトの建設が進むと同時に、現場の周辺が経済的にも急速に発展し、道路等のインフラ設備が整ってきている光景を目の当たりにし、「国が動いている」ということを実感することができます。

1日の仕事の流れ

6:00
出社(宿舎から現場まではバスで約20分) メールやニュースなどのチェック
7:00
業務開始 毎朝現場に出て、作業員の前でラジオ体操
7:30
サブコントラクターと現場作業の進捗状況をチェックし、問題点、懸念点などの共有を図る。
9:30
現場の安全状況を共有し、改善点等について現場安全責任者や各エリア建設責任者等と会議
12:00
1時間の昼休憩。現場オフィスの食堂で現場スタッフと共に昼食
13:00
午後業務開始
13:30
顧客との現場工事進捗会議
15:30
現場オフィスにおいて複数のサブコントラクターと施工順序、懸念点等の調整会議
19:00
業務終了・帰宅もしくはスポーツへ