石油精製・石油化学コンプレックス

顧客名 ラービグ・リファイニング・アンド・ペトロケミカル社
場所 サウジアラビア王国 ラービグ地区
完工年 2008
役務範囲 基本設計(FEED)
設計・調達・建設
キャパシティ プロピレン: 900,000T/Y
エチレン: 1,300,000T/Y

本プロジェクトは、住友化学株式会社とサウジアラムコ社によって推進される石油精製・石油化学統合コンプレックス建設プロジェクトであり、世界最大級の流動接触分解装置、およびエタンクラッカーから構成されます。

当社グループは、2004年に受注した本コンプレックスの中核設備の基本設計(FEED)役務に引き続き、これらの設備の設計・調達・建設(EPC)役務を遂行しました。当社グループは住友化学株式会社ならびにサウジアラムコ社向けに石油精製・石油化学・ガス処理プラントなど数多くのプラントを建設した実績を有しており、両社に対する当社グループの実績、およびこれらの分野における豊富な経験が評価され、2006年に本プロジェクトを受注しました。

受注当時は、中東地域のプラント建設ブームの真っただ中であり、資機材価格の高騰と長納期化、大型輸送船の逼迫、さらに熟練工不足などが重なり、プロジェクト遂行が大変困難な状況でしたが、全社一丸となって完成に向けて取り組みました。

また、当社グループは、本コンプレックス向けに、25年間にわたり電力・水・蒸気を供給する付帯設備(IWSPP)への出資、および同設備の建設を手掛け、その後の運営も行っています。さらに、本プロジェクトに携わる日本企業の海外進出のサポートを担うなど、当社グループにとって大変意義深いプロジェクトになりました。

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